宮崎県伝統工芸士の作品で、本漆による「太刀盛り」、本蝋仕上げ。追柾一枚板の本榧卓上碁盤です。天面の端に少し板目があらわれていますが、柾目部分は緻密で真っ直ぐ。油分が多く赤みの入った色あいで、深みのあるよい木味です。天面にフシの名残り、木口・側面に割れ跡やヤニ、フシなどがありますが、ご使用には全く問題ありません。
天面
左下隅の星付近にフシの名残りがあります。
天面アップ
木口
逆木口
白枠部に細い割れ跡、右側にヤニとフシがあります。
左側面
フシの名残りと石灰のスジがあります。
右側面
裏面
自然乾燥10年以上
本榧の乾燥期間は1寸1年と言われていますが、当店では足付盤・卓上盤に関わらず、独自の技術で10年以上自然乾燥した榧材を使用しております。将来的な割れや反りを生じにくくするためには、長い年月をかけてじっくりと乾燥させることが重要です。